砂利で猫よけは成功する？効果と注意点について

今回は猫と砂利をテーマに、猫よけ対策を解説したいと思います。

ひと昔前に「砂利を敷くと猫が近寄らない」と報じられ、砂利が注目されました。猫よけ対策には色々ありますが、砂利を敷くだけなら簡単です。猫に対する被害も無く、安心して使えそうですよね。

ところが最近になって、「砂利には猫よけ効果は無い」と囁かれるようになりました。効果を得るためにはどうすべきなのか、解説を進めようと思います。

砂利だけでは猫よけ効果はない

結論から述べてしまうと、砂利に猫よけ効果はありません。

猫は確かに、ゴツゴツした砂利よりも、細かな砂状の土を好みます。用を足す時も掘りやすい土に向かう傾向にあるようです。しかしこれは、猫が砂利を嫌い、避けているワケではありません。有り体に言ってしまうと、ただ猫は砂場が好きなだけ。別に砂利やアスファルトも嫌ではありません。

つまり猫は、用を足したいと感じた時に砂場が無ければ、砂利やアスファルトの上でも用を足します。砂利そのものに猫よけ効果を求めるのはナンセンスと言うしかないでしょう。

実際、執筆者も自宅周辺に砂利を敷いたことがあります。しかし、猫が砂利を避けて通ることはありませんし、糞やマーキングも当たり前のようにしていました…。

砂利＋αで猫よけ効果を持たせる

砂利を使って猫よけ対策を行う場合、「砂利に猫よけ効果を持たせること」が大切です。

猫は砂利を嫌いません。しかし猫にとって嫌なものがあったり、自分のニオイが消されるものがある場合は話が別。猫にとって砂利が不快な存在となり、見回りコースの変更を行うことがわかっています。

砂利で猫よけするために必要なことは以下の通りです。

消臭剤や炭を撒く
忌避剤を撒く
スプリンクラーを設置する
超音波グッズを設置する
トイレ用の砂場を設ける

消臭剤や炭を撒く

猫の糞尿は「ここは自分の縄張りだ」と主張するための行動です。あちこちにニオイを付けて回り、よそ者の侵入を防いでいると考えるとわかりやすいかと思います。

そこで砂利に消臭剤や炭を撒き、ニオイを消してしまう対処法が生まれました。この方法は猫を傷つけず、穏便に立ち去ってもらうための手法です。猫は砂利よりは砂場を好むので、近くに公園などがある場合は有効かと思われます。

忌避剤を撒く

忌避剤とは、猫が嫌がるニオイを発する薬剤です。

猫はメントールやシトロネラなどのニオイを嫌う性質を有しているため、これらの植物精油として加工したものを用いています。消臭剤や炭と異なり、「猫が嫌うニオイ」を発するので、高い効果が期待できます。成分の多くは植物由来なので、小さな子供に対する心配も少ない点もメリット。「撒いたその日から猫を避けたい！」とお考えの方にオススメの方法です。