猫よけに『水』は効果ある?ペットボトル・スプリンクラー・水まきなどを検証

猫よけ対策で「水」は手軽に用意でき、ほとんどの猫に効果があるため最初に手を出す方も多いと思います。

猫を傷つけることなく猫よけができ、人体にも影響がないのでオススメですが、「水」を使った対策といっても様々な方法があり、間違えた対策をしてしまうと意味がありません。

そこで今回は、

  • ペットボトルに水を入れて設置する「猫除けボトル」
  • ニオイで猫を撃退する「木酢液」
  • センサーで猫を感知すると水を噴射する「スプリンクラー」

のメリット・デメリットをご紹介していきます。

猫よけに水は効果的?

猫は「水」がとても嫌いです。

なぜかというと、猫の毛質は細く油分が少ないため、一度濡れてしまうとなかなか乾きません。
また、皮膚自体も薄いので、長時間濡れたままの状態だと体温を奪われ、命にもかかわります。

そのため、猫は本能的に水を危険だと感じて避けるので猫よけに効果的です。

昨今では、水鉄砲を使って追い払う方法がインターネットで出ていますが、こちらは動物愛護法に違反し処罰される可能性があるので絶対にやめましょう。

〈参考〉ネコが水を嫌がるのは毛が水を弾かずにずぶ濡れになってしまうから/動物おもしろ雑学集

「ペットボトルに水」は猫よけ効果なし?

住宅街などで、「水入りペットボトル」を置いてあるのを見たことがある方も多いと思います。

なぜかというと、一時期テレビでペットボトルに水を入れて置いておくだけで、猫は光がまぶしく逃げていくと紹介されていたためです。

そのため、いつの間にか猫よけ対策といえば「水入りペットボトル」という風に広まってしまいました。

ですが、猫は夜行性のため夜に行動することが多く、太陽の光を利用する「水入りペットボトル」は全く効果がありません。

それどころか、「収れん火災」を引き起こす場合があります。

「収れん火災」というのは、強い日差しを浴びた水入りペットボトルが、虫メガネのレンズのような働きをし、火災を引き起こしてしまう現象のことです。

猫よけ対策で設置したのに、火災を引き起こしてしまえば元も子もありません。
ですので、「水入りペットボトル」はオススメできない方法と言えるでしょう。

メリット デメリット
なし 効果がない
収れん火災を引き起こす場合がある

「木酢液」の猫よけ効果は?

安全かつ手軽に猫よけしたいときに効果的なのが「木酢液(もくさくえき)」です。

木酢液とは、木炭を作る際に取れる上澄み液のことで、主に園芸用として使われており、害虫対策にも効果があります。

その独特な香りが苦手な生き物は多く、猫にも効果があるため猫よけとしても使うことができます。

猫よけグッズとして売られていることは少なく、濃縮タイプの園芸用をそのまま使うとニオイがきついため薄めて使うのがオススメです。

ニオイがよく染みこんだ部分には、マーキングなどの被害が少なくなる傾向があるため効果が期待できます。

ただし、木酢液はニオイが消えてしまうと効果が薄れてしまうので長続きせず、雨や湿気にも弱いため、定期的に散布するようにしましょう。

メリット デメリット
安全かつ手軽に猫よけ対策ができる
マーキングなどの被害が少なくなる
効果が長続きしない
雨や湿気に弱いため定期的な散布が必要
ニオイがきつい

猫よけ対策に「水まき」は意味がある?

水まきは安全で簡単に猫よけ対策できる方法の一つです。
先ほども説明したように、猫の毛は一度濡れてしまうとなかなか乾かないため水をとても嫌がります。

その猫の本能を利用して、水を撒いておくだけでも効果が期待できます。

ですが、なかには地面が少し濡れた程度では平気な猫もいます。

そのため水たまりができるくらい、たっぷりと水を撒くことがポイントです。

唯一の欠点は、水が乾いてしまうと効果が薄れてしまい長続きしないことです。
特に夏場などの乾きやすい気候の時は、定期的に水を撒くようにしましょう。

メリット デメリット
安全かつ手軽に猫よけ対策ができる 効果が長続きしない
定期的な水まきが必要

猫よけ効果が最も高いのは「スプリンクラー」

一般的にスプリンクラーといえば、庭や畑などに水をまく時に使用する装置というイメージがあると思います。

実はスプリンクラーには猫よけ用もあり、いろいろな猫よけ対策がある中で特に効果があります。
猫よけ用には赤外線センサーを取り付けているものが多く、猫が通ると感知し水を出すことで追い払ってくれます。

もちろん、噴射するのはただの水なので、猫を傷つける心配もありません。

赤外線センサーがついていることで昼夜問わず活躍してくれ、超音波グッズよりも効果があるので、とてもオススメです。

ですが、設置できる場所や有効範囲に制限があるため、ご家庭の環境にあった最適な商品を選びましょう。

メリット デメリット
ほとんどの猫に効果が期待できる
侵入を防げるため被害が少なくなる
昼夜問わず活躍してくれる
猫を傷つける心配がない
場所によっては設置が難しい

猫よけ対策は「水」を活用しましょう!

ここまで、水を使った猫よけ対策をいくつか紹介してきましたが、お気に入りの方法はありましたでしょうか?

水を使った猫よけ対策は猫を傷つける心配がなく、安心してご使用いただけるのでとてもオススメです。
なお、スプリンクラーが設置できない場所の対策をしたい場合は、「超音波グッズ」と組み合わせて対策するとより効果が期待できるはずです。

  • 木酢液や水まきは簡単にできる対策ですが、効果が持続しないため定期的な散布が必要。
  • スプリンクラーは初期費用がかかりますが、長期間使え効果が期待できる。

以上のことを踏まえて、ご家庭の環境にあった最適な方法を選び、ストレスのない快適な日常生活にしていきましょう。

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