畑や庭は、猫にとって格好の「縄張り」です。
- せっかく育てた野菜・果物の周囲で糞尿の匂いがする…
- ガーデニングが趣味で毎日庭の手入れをしているけど、野良猫が荒らしていく…
このような被害に悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、畑や庭で行う猫よけ対策をご紹介します。簡単で効果の高い猫よけ方法で、畑や庭の猫被害を防ぎましょう。
猫よけ効果No.1「超音波グッズ」
超音波グッズは、最も効果的な猫よけ対策の1つです。
音波・センサーともに「検知可能な範囲が広い」ため、他の猫よけ製品と比べ広い面積をカバーすることができます。そのため、畑や庭との相性はバツグン。特に面積の広い畑では、他の猫よけ製品を導入磨呂瑛も手間やコスト面での負担が小さく、非常に効果的です。もちろん、音波を出しているだけなので作物への影響もありません。
ちなみに、商品選びの際は「ソーラー充電」で稼働する超音波グッズがおすすめです。畑は日照条件の良い土地が多いので、一度超音波グッズを設置すればその後は特に何もしなくてOK!わずらわしい電池交換の必要がなく、簡単です。
また、超音波グッズはコンパクトなものが多いので、庭の景観も損ねません。その点もポイントが高いですよね。
スプリンクラーは放水量に注意すれば効果的
スプリンクラーも、庭や畑との相性が良い猫よけ対策です。
猫は音波以上に水を嫌うので、スプリンクラーによる放水を怖がります。水を好む犬はいても、水を好む猫はほとんどいません。超音波グッズ同様に「センサー式」のものを取り入れれば、かなりの効果が期待できるでしょう。
ただし、スプリンクラーによる対策は超音波グッズより範囲が狭いものが多く、コストもかかります。また、畑で育てている作物の種類によっては、過度の放水が好ましくないケースもあるでしょう。条件的に設置が可能であれば猫よけ効果は高いと言えます。
猫よけネットの効果は一時的か…
猫よけネットで周囲を囲う対策も効果はあるでしょう。畑や庭の境界線にポールを立て、ぐるりとネットで囲うことで、侵入自体を防ぎます。丈夫な素材のものであれば、猫に破られてしまうこともありません。
猫は運動能力が高いので、低いものだと簡単に飛び越えられてしまいます。設置する場合は人の背丈程度の高さまでネットで囲うようにしましょう。
しかし、ネットを設置したことで一時的に猫の侵入が防げたとしても、よじ登る・ネットの隙間から侵入することもあるかと思います。猫よけネット単体での対策ではなく、超音波やその他猫よけグッズと組み合わせるといいかもしれません。
忌避剤はピンポイント使用で効果発揮
市販の忌避剤や木酢液などを利用した猫よけ対策も効果的です。
猫はニオイに敏感な生き物で、イヤなニオイのする場所を避けて通ります。実際、忌避剤は種類によっては非常に高い効果を示すため、有効な手段と言えます。
ただし、庭や畑など面積の大きい場所では少し効果が弱まる可能性も。猫がよく侵入してくる場所にピンポイントで忌避剤を撒くなど、工夫が必要です。また、雨が降ってしまうと忌避剤のニオイは消えてしまいますので注意しましょう。
そして、忌避剤についても、超音波グッズなどと併用することでより高い効果を得られるでしょう。
苦手な植物を植えて簡単に猫よけ
植物の中には、猫が嫌うニオイを発するものも存在します。ミントやトウガラシ・ローズマリーの他に、最近はカニナハイブリッドと呼ばれるドイツ産の猫よけ草も人気です。
畑や庭の隅にこれらの植物を植えておくと、大きな効果を発揮します。更に植物による対策なので、忌避剤と異なり雨天の度に散布の必要はありません。エコで簡単な猫よけ方法ですね。
植物を植える際はプランターを使用すると良いでしょう。繁殖力が高い植物の場合、畑や庭を覆うほど育ってしまうケースもあります。
最後に
畑や庭は面積が大きいため、猫よけ対策が少し難しくなります。超音波グッズやスプリンクラーなど、手間がかからず広い範囲をカバーできる対策が望ましいかもしれません。
また、様々な対策を組み合わせて使用することでより高い猫よけ効果が期待できます。ぜひいろいろ試してみてください。