猫よけ対策には植物が効果的!健康的な方法で野良猫を避けよう

猫よけには“守備”と“攻撃”のバランスが大切です。

守備とは猫を寄せ付けないための予防方法のこと。攻撃とは猫がやってきたときに追い返す手段のこと。日ごろから猫が近づいてこない工夫をしながら、敷地内にやってきても対処できる準備をしていくことが大切なのです。

ここでは植物を活用した猫よけ方法を中心に、具体的な植物の種類と育て方を紹介していきます。猫よけの参考にしてください。

植物を使った猫よけ対策【守り編】

猫はトイレなどのテリトリーを決めてしまうと、簡単には動いてくれません。住み着かれる前に、猫が侵入してこない対策をとることが大切です。

猫はとても嗅覚が優れている動物。人間の数万倍、多く見積もると数十万倍は鼻がきくとされています。実際、猫は食事をするときに味ではなく、においでおいしいとか、腐っているとかを見極めるとか。

このするどい嗅覚を逆手にとって、猫が嫌いなにおいがする植物を植えておけば、猫を避けることができます。猫が嫌いな植物をいくつか確認していきましょう。

1. 猫よけのための植物をつかう

コリウスをベースにドイツで品種改良してつくられた猫よけのハーブが「カニナハイブリッド」です。

ヨーロッパではガーデニングを趣味とする人が多く、イギリス式の「イングリッシュ・ガーデン」など独自のスタイルまであるほど。日本に盆栽という文化があるのと同様に、ヨーロッパでは庭をデザインする文化があるということでしょう。しかし、野良猫がやってきて庭を荒らされては大変だということで、カニナハイブリッドのような猫が嫌がるにおいの植物を植える場合があります。

少し乾燥気味な状態だとにおいを発しやすいです。5号サイズの鉢植えが1800円ほどで購入可能。猫や犬を避けるために改良されている植物なので、効果の期待度は高めです。

2. ハーブなど強いにおいの植物をつかう

柑橘系の植物やハーブが発するにおいを猫は嫌うことが多いです。たとえば、以下のような植物が育てやすく、お手頃。

  • ランタナ
  • ローズマリー
  • ペパーミント
  • タンジー

ペパーミントやタンジーには虫を寄せ付けない効果もあります。猫だけではなく、アリや蚊など虫がたくさんいて困っている場合は一石二鳥の効果を期待できます。

植物を使った猫よけ対策【攻め編】

強いにおいがある植物は植えておくだけで猫よけができます。野良猫の侵入を防ぐ守りの対策と言えるでしょう。

しかし、人間にも食べ物の好き嫌いがあるように、猫の嗅覚にも得意不得意があります。ペパーミントが苦手な猫もいれば、まったく平気な猫もいます。そこで、においを発する植物だけでなく、併せて取り組んでおきたいことが、刺激で猫を追い払う対策。

1. トゲトゲで猫を追い払う

猫の侵入経路が明らかで、封鎖できる場合はチャンスです。導線をふさいでしまえば、猫の心配をする必要はなくなります。

侵入を防ぐためによく使用されるのがペットボトル。猫の進入口に置かれていますが、効果はほとんどありません。猫は簡単にすり抜けて入ってくるからです。

トゲトゲの植物で道をふさぐ方が断然効果的。以下のようなトゲがある植物を植えておくと、猫が侵入を諦めます。

  • ヒイラギ
  • ピラカンサ
  • サボテン

これらの植物は鋭利なトゲをもっているので、指に刺さると出血します。猫よけのつもりで植えたのに、自分がケガをしないように気をつけましょう。

2. 地面を植物でふさぐ

猫は土が好きです。トイレとして利用したり、植物の球根を掘り返して遊んだりします。地面を植物で覆ってしまえば、いたずらされる心配はありません。

ガーデニングで使用されるグランドカバーは効果的です。高さがほとんどなく、じゅうたんの役割をする植物です。タイムやヘリクリサム、レモングラスなどが日当たりのよい環境には最適です。日陰になっている場合はアイビーやラミウムが育ちやすいでしょう。

大切なことはふんわり柔らかそうな地面を見せないことです。植物で覆いきれない場合は小石などの砂利をまいておくのも効果的。

植物を使った猫よけは手間がかかる…

植物の活用は自然で健康的な猫よけ対策です。

なかには「タバコの吸い殻をまく」「猫が嫌いな化学薬品をまく」などのアイデアが紹介されていることもあります。即効性を求める場合はよいですが、長期的に行う対策と考えると得策とは言えません。風で飛んだ吸い殻を吸引するなどで人間の健康を害してしまっては、元も子もありません。

ここで紹介した植物は庭で育てられるものばかりなので、管理する手間を除けば手軽に実践できるでしょう。ですが、野良猫の個性によっては効果がまったくない場合もあります。せっかく苦労して育てた植物で効果がなかったら、猫よけ対策を諦めたくなるでしょう。

そこで、音や光で驚かせて猫を驚かす方法も併せて導入しておくと安心です。植物は管理する手間がかかりますが、センサーで反応する猫よけグッズは置くだけでOKなのでさらにお手軽。猫は聴覚がとても優れており、音で驚かすと慌てて逃げていくことも確認されています。

植物の猫よけ対策は守りと攻めのバランスが大切

植物を活用した猫よけ対策はオーガニックでヘルシーです。その一方で、猫の個性によって一般的に言われるほど効果が実感できないこともあります。

そこで、においが強い植物やトゲがある植物などを併せて育てることで、猫を避けやすくなります。超音波グッズで音を出すことも大きな効果を期待できます。

猫よけにかかる手間や作業できる時間のバランスを考えて、植物と猫よけグッズを活用していきましょう。

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