皆さんは「センサーライト」に照らされた経験をお持ちでしょうか?
暗闇の中で突然ライトを照らされると、とても驚きますよね。もちろん猫も人間と同じく、突然点灯するセンサーライトにはびっくりします。
しかし「センサーライトが猫よけ対策として有効か?」と問われると、残念ながら答えは「ノー」です。様々な理由から、あまり有効とは言えないことがわかっています。
そこで今回は、センサーライトが猫よけとしておすすめできない理由や、有効活用する方法など、詳しく見ていこうと思います。
ライトでは昼間の猫よけが不可能
猫は本来、夜行性の動物です。しかし最近は人に慣れた家ネコも多く、彼らは人間のライフスタイル同様に、昼でも構わず行動します。
早朝や夕方など明るい時間帯に照射しても、十分な威嚇効果は期待できません。便利ではありますが、猫よけ対策としては微妙です。
ライトがテラス範囲は狭い
照射範囲の狭さも、問題の1つです。機種や設置の位置にもよりますが、センサーライトの照射範囲はせいぜい1㎡~3㎡と非常に手狭。これではセンサーが反応しても、ピンポイントで猫に当たるとは限りません。
人間の泥棒が相手なら、ライトが点灯しただけで「気付かれるかも」と逃げ出すかもしれません。しかし猫の場合はそこまで考えが至らず、スルーされてしまうことになるでしょう。
逃げ出すほどの脅威は感じない
猫は確かに、突然の光に驚きを感じます。特に「黄色」に対する認知能力が高いため、センサーライトから発せられる黄色の光には強い関心を示すようです。
〈参考〉「犬と猫の視覚」を特捜せよ!〜色を見分けることができるのか?〜/はぐれ獣医 純情派~異論!ワン論!Objection!~(プリモ動物病院)
しかし猫は、光に対して逃げ出すほどの恐怖感を感じません。突然の明かりに驚きはしますが、それだけで一目散に逃げ去る猫は少数です。
更に言えば、猫は人間と違ってどこからでも侵入します。表門や裏門はもちろん、外壁を乗り越えたり、植え込みの中から首を出す猫もいるほどです。侵入経路の特定が難しく、センサーの設置場所にも頭を悩ませることになるでしょう。
結論として、センサーライトは泥棒対策としては威力を発揮するものの、猫よけ対策としてはいまいちと言えるでしょう。
超音波との組み合わせで威力を発揮!
センサーライトを上手に使うなら、超音波グッズとの組み合わせがおすすめです。
大半の猫はライトを見ても、驚くきはするものの逃げ出すことはありません。しかし猫が苦手とする超音波と合わせると、より強い脅威を感じて追い払うことが可能です。
猫は自分が脅威を感じると、思考が真っ白になり逃げだす習性を持っています。何度も体験するうちに、記憶の中に「突然の光+苦手な音」が刷り込まれ、敷地そのものに近寄らなくなるはずです。
もちろん超音波もライトも、猫を傷つけるワケではありません。猫との共存を目指すなら、ピッタリの対策と言えるでしょう。
超音波グッズを選ぶなら?
最近は超音波グッズにも、いろいろな機種が売られています。値段は似ているものが多いので、正直迷ってしまいますよね。
超音波グッズの中でおすすめなのは、「アニマルバリア」です。
アニマルバリアは超音波の他にLEDフラッシュライトも搭載している機種。そのためコレ1個で「光+音波」による猫よけアプローチができるため、お得感は満載です。
もちろん威力の方も超強力。センサーライトを照らしても平気な顔をしていた猫たちが、一目散に逃げ出すほどの効果を発揮します。
まとめ
センサーライト自体には、大きな猫よけ効果を期待することはできません。昼夜問わず侵入する上に、経路を特定するのも困難だからです。ライトの照射範囲は限られているので、敷地全体をカバーするのは現実的とは言えません。
そこでおすすめしたい対策が、超音波との併用です。猫はライトそのものに強い恐怖を感じませんが、苦手な超音波と一緒になると逃げだします。「ライト+超音波」を搭載したアニマルバリアなら、高い猫よけ効果を期待できるはずです。