ペットボトルは猫よけ効果なしで火災の危険も…?正しい野良猫対策とは?

普段きれいにしているガーデニングを野良猫の糞や荒らす行為に困っていませんか?また、猫よけ対策はずっとしているのになかなか効果が出ない…と困っていませんか?昔からの猫よけグッズとして「ペットボトル対策」が有名ですが、実はそれは間違った対策方法かもしれません!

 

最近ではペットボトル以外にも様々な猫よけグッズや対策があります。その中でも多すぎると今度は逆にどれを選べば良いのか困ってしまいますよね。ここでは、猫よけ対策にペットボトルは本当に効果があるのか?という具体的な理由と、本当に効果の出る猫よけ対策方法をご紹介します。

 

今までのやり方を少し変えてみたい!と思われる人はぜひ参考にしてみてください。

 

ペットボトルは猫よけ効果なし

昔から言われている野良猫対策の一つとして「ペットボトル対策」があります。野良猫がペットボトルから放つ光を嫌がるという理由から、かつて日本の街には水の入ったペットボトルが庭先に置かれていたようです。しかし、実はペットボトルを使用した猫よけ対策はほとんど効果が無いことをご存知でしょうか?

 

確かに猫は光を嫌うという習性はありますが、ペットボトルが太陽に当たる時間は限られてるほか、猫がその光に慣れてしまうという理由から猫よけ効果は無いと言われるようになりました。

 

猫よけのペットボトル対策は通常、太陽の光が強く当たらなければ効果が出ません。そのため、昼間の晴れている時間帯しかキラキラと光ることができないので夜間などには全く効果を発揮しません。

 

猫よけ対策でペットボトルが定番の理由

最近ではほとんど効果が見られないというペットボトル対策ですが、なぜ定番となるまで浸透したのでしょうか。まずはじめの理由の一つに「猫を傷つけたくない」という理由があるようです。

 

猫よけにペットボトル対策が効果的だと言われていた起源は、実はニュージーランドのジョークから。ニュージーランドの有名ガーデナーと言われる「イーオン・スカロウ氏」が1987年ごろのエイプリルフール(4月1日)にラジオ番組で「水を入れたペットボトルを芝生に置いておくと犬が近寄ってこないんだよ」と発言したことで一気に広まったという説があります。

 

現在では猫が嫌う超音波や猫が近づきたくなくなるような臭いをスプレーするなどの対策がありますが、昔は「光は猫を寄せ付けない」という習慣が認知されていたのでペットボトル対策が広く普及したとも言われています。

猫よけのペットボトルは火災の危険も

キラキラと乱反射する光を利用して猫よけをするペットボトル方法ですが、実はその方法が火災を招く危険な方法だとも言われています。2018年8月下旬、猫よけとして使用していた水入りのペットボトルが太陽光によって引火し外壁を燃やす事件が起きました。

 

太陽光が強くなる夏場、水を入れたペットボトルはレンズのように光と熱を集めてしまうので条件が揃った時には「収れん火災」を引き起こす原因にもなってしまうのです!

 

また、1本だけではなく何本も玄関先や庭に設置してしまうと1本から発生した火災が周りのペットボトルにもつられて引火するという思わぬ二次火災も引き起こさせる原因となるのでご注意を。

 

効果的な野良猫対策といえば

猫よけにペットボトル対策は危険!とわかったところで、ではどのような方法が一番猫よけ対策には良いのでしょうか。具体的には「猫が嫌いな忌避剤対策」・「超音波グッズ対策」・「猫が侵入しにくい環境対策」の3つの方法が効果的でおすすめです。

 

まず1つ目の「忌避剤対策」は、猫が嫌いな臭いを発して猫を庭や玄関先などに近づけさせない方法のことです。スプレータイプや置き型タイプなど様々な種類があるのが特徴です。メリットとしては一度置くか使用していれば効果が続く持続性で、デメリットとしては臭いで撃退する方法なので人間も臭いを感じることです。

 

2つ目の「超音波グッズ対策」とは、猫や犬など動物に聞こえる超音波で猫よけをする方法です。専用の機械があり、センサーで動くものを感知して超音波を出す仕組みです。最近では小型のものもあり、メリットとしては手間がかからないことや人間への害はないということ、デメリットとしては少し高価だということです。

 

3つ目の「猫が侵入しにくい環境作り」では、とげとげマットや忌避ゲルで猫の侵入経路を防ぐ方法となります。こちらは猫が侵入しそうな経路にマットやゲルを設置しておくとひっついたりすることで猫が来ないように仕掛ける対策となります。メリットとしては猫の侵入経路を防げること、デメリットとしては多くのグッズが必要なこととなります。また、人間が通る道に設置してしまうと人間も注意しなければいけないという点がネックになります。

 

猫よけ対策でのペットボトルの使用は避けましょう

 

猫よけとして昔から多くの過程で行われてきたのがペットボトルを使用した対策です。しかし、日照時間によることや夏場など太陽光が強い場合は火災を引き起こしてしまうことなどからおすすめできない対策方法となっています。

もともとの起源はエイプリルフールの嘘であったことから、これからは忌避剤や超音波など猫や人間・家を傷つけることのない安全な猫よけ対策を行うことをおすすめします。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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