超音波で猫よけ！アニマルバリアの効果は？実際に使ってわかった3つのこと

アニマルバリアなどの動物撃退機は、主に超音波でアプローチを行います。当然、音は目に見えるものではありません。そのため、「便利そうだけど、本当に効果があるのだろうか？」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、実際にアニマルバリアを使用した経験を踏まえて、それぞれのメリットや上手に使う方法を解説しようと思います。

1. 即効性抜群！アニマルバリア

設置したその瞬間から、すぐに効果がありました。

我が家の菜園は近所の猫の散歩コースです。設置当日も何食わぬ顔で乗り込んできたのですが…センサーが反応した瞬間、一目散に逃げて行きました。私たち人間の耳には全く聞こえないので実感が沸きませんが、どうやら猫には強烈な音が聞こえているようです。

実際、耳を澄ませていてもなんの音も聞こえません。その日は窓から観察していたので猫が逃げて行く様子が見えましたが、翌日は猫が来たことすら気付きませんでした。菜園の糞がなくなり、マーキング（猫のおしっこ）のニオイもしなくなったので、寄り付かなくなったのは間違いなさそうです。

アニマルバリアは、センサーの範囲がとても広いです。家の外壁から菜園に向かって設置したのですが、10m程度離れていても効くようで、全く近寄らなくなりました。

猫はなわばり意識が強い動物です。近所の猫も何度かチャレンジしたようですが、いずれも遠目に見えるだけで侵入の痕跡は一切ナシ。驚くべき成果です。

アニマルバリアは、設置方法や場所の選択が大切です。家全体をカバーしようと色々試したところ、以下のような特徴が判明。順番に詳しく解説しようと思います。

設置の際に気を付けたいポイントは以下の通りです。

アニマルバリアは背後はもちろん、側面の反応もイマイチです。実際、菜園で効果があったのを良いことに、駐車場や玄関からも追い出そうと意気込んでアニマルバリアを複数設置してみました。

「家の中心部分から外側に向けて設置すれば効果があるだろう」と考えていたのですが…ところが、猫は手ごわい。残念なことに門壁を乗り越えて側面から接近され、あろうことかアニマルバリア本体がマーキングされてしまいました…

菜園や駐車場のような面積のある場所をカバーしたいときは、アニマルバリアを「斜め」に設置することをおすすめします。四方を囲まれている場所では、斜めに設置することで側面からの侵入もしっかりブロックしてくれるのです。

また、「家から外側に置く」のではなく、「外側から家に向かって設置する」方が、侵入した猫がびっくりするので断然効果的です。

このように、当方は設置方法や場所を調整するだけで、大きな効果を得ることができました。

モデルにもよりますが、アニマルバリアなどの動物撃退機は総じて軽く、強風などの悪天候により簡単に倒れてしまいます。

アニマルバリアにはスパイクが付いていますが、菜園など柔らかな地質では倒れてしまう可能性も。そのため、場所によっては銅線を使って支柱に固定したり、境界線の壁面を使って壁掛けするなどの工夫が必要でしょう。

動物撃退機も最近は、たくさんの種類が売られています。中には驚くほど安く、簡単に購入できる製品も。当方も購入して試してみましたが…どうも製品によって当たり外れがあるようです。

試しに非常に安価なものを購入してみたのですが、かなり接近しないと反応しないのか、いつも乗り込んでくる近所の猫には見向きもされませんでした。また、本体の2～3mに接近してもキョロキョロ見回すだけで、撃退効果ナシ。どうやら音波もかなり微弱なもののようでした。

超音波のように見えない仕組みは、猫が傷つかないか心配です。我が家に侵入する猫は、近所のお宅の飼い猫。猫自体が嫌いなのではなく、糞尿に迷惑しているだけなので、猫を傷つけてトラブルになるのは絶対に避けたいところでした。

ところが、アニマルバリアを設置してはや半年。買い物や散歩の時に目にしますが、現在も問題の猫は元気に過ごしている様子です。当然、近所との人間関係にも影響はありません。猫を傷つけずに敷地侵入だけを回避したい方には、ピッタリのアイテムと言えそうです。

アニマルバリアはとても高い性能を持つので、使いやすく便利です。特に範囲の広さや撃退方法の安全性は、他の動物忌避グッズと比べて非常に優れているので、以下の人には特におすすめ！

アニマルバリアは即効性がとても高く、設置したその日から効果が得られる動物撃退機です。またカバー範囲が広く、音波もかなり強力なものを発生させます。

ただし、設置方法や場所は要注意。死角があるので、設置場所の選択は重要です。特に側面や背面には注意して、ナナメ置き等を駆使することをおすすめします。

他の動物撃退機と比べた時のアニマルバリアに対する印象は、「強力」かつ「信頼」できるアイテムです。猫を傷つけるような機械ではないので、安全に撃退することが期待できます。