花壇・家庭菜園の猫よけ対策7選!野良猫糞害・荒らし対策

自宅の家庭菜園を耕した次の日に猫の糞が埋まっていて、なんだか臭いな、、、、となった経験はございませんか。猫は快適なふかふかな土でウンコをしているだけですが、折角雑草を抜いて土を耕した直後に糞害に遭うと気が滅入ります。そんな時には適切な野良猫対策をして、家庭菜園や花壇をもっと楽しめる方法を調査してみました。

花壇や家庭菜園は野良猫の被害に遭いやすい

花壇や家庭菜園は「猫にとってフカフカなベッド」です。他の場所よりも快適な場所なのでしょう。暖かくポカポカした中、ふかふかな土があれば糞をしたくなるのは理解できます。が、、、、被害に遭う側はそうではありません。糞被害を回避する方法を調べていきます。

  • 柵を設置
  • ネットをかける
  • 唐辛子をまく
  • コーヒーをまく
  • ハーブを植える
  • スプリンクラーを設置
  • 超音波グッズを設置

花壇・家庭菜園の猫よけ対策7選

様々な方法がありますので一つ一つ調べてみます。

柵を設置

物理的に猫が入らないように「柵」を作ってみる方法です。猫のジャンプ力は凄まじく、体長の5倍程度はジャンプできるようです。つまり、30cm程度の小柄な猫でも1m50cm程は軽く飛び越えてくるので、相当高いフェンスが必要です。ホームセンターなどでも購入できますが、2m程度の柵はそうそう簡単には手に入らないのが実情です。1m未満であっても猫にとって「不快」な場合は、避けられるようです。柵の間隔を狭くしたとしても、ダンボールの狭い中が大好きな猫にとっては快適な場所ですから、柵を利用しての猫よけ対策は難しいと考えられます。

少しでも凸凹があれば2m程度でも引っ掛けて登ってしまうようです。

 

ネットをかける

ネットも子猫だけに効いて、大人の猫にとっては遊び道具になってしまうと聞いたことがあります。ゴミ捨場のカラスよけの様なネットで被せる方法もありますが、外観がきになりますね。

ここまでしっかりネットを貼れば入ることはできません。家猫を外に出さない方法としての外壁にネットを貼る方法です。外部からももちろん入ってこれませんので、家庭菜園や花壇を守ることもできるでしょう。

唐辛子をまく

人間でも子供なら口にできないくらい「辛い」くて嫌がる唐辛子。嗅覚が鋭い猫ならもっと嫌がるのは、、、なんとなく分かります。

トウガラシに含まれる「カプサイシン」という辛味成分が「ピリッと」する原因です。人間であっても摂取しすぎると、胃もたれやのどが荒れることがある、扱いに気をつける必要のある食べ物です。細かく粉状にしたものを畑に撒くなどして対処すれば、細かく見えない唐辛子トラップに猫が近づいて効果がでます。土を掘り起こす際に自分の肉球に直接唐辛子が触れるのはトイレ前のリラックスしたタイミングであれば劇的な印象を残すでしょう。

肉球(正式には蹠球(しょきゅう))はご存知の通り、猫の足先についているぷにぷにした部分です。その肉球、多彩な役割をもつのはご存知でしょうか?

肉球は「猫の体調のサイン」(固くなると「ガン」の可能性がある等)になったり、「数少ない発汗機能をもつ部位」だったり(肉球と鼻鏡(猫の鼻の先端のこと)の2箇所のみ汗をかきます)と、大変重要な箇所ですので、「唐辛子」で触れた際のインパクトは、「人間でいう舌に唐辛子の粉がのった」と同等くらいなのでは、、、と勝手に想像しています。

ただ、猫にとっては「毒」にもなりますので、猫が口にいれないように小さく切り刻み粉末状にすることは忘れないようにしましょう。

コーヒーをまく

「コーヒーを撒く」ことも聞いたことがありますが、深く調べてみましょう。コーヒーに全く抵抗しない猫も多い(寄ってきて舐めようとする事例も多い)のが現実のようですので、いかに「苦手な匂い」をコーヒーから抽出させるかがポイントなのではと思っています。

コーヒーといっても豆ではなく、残りカス。コーヒーカスを利用します。ドリップした豆の残りカスを台所のシンク横のゴミ袋に捨てている方は、それを是非利用してみてください。コーヒーの好き嫌いな人はいますが、人間にとっては「快適な匂い」のするコーヒーが猫は苦手?と一概には言えないようです。猫も人間と一緒で「良い匂い」と感じるとの記事もみつけました。ただ、人間でも同様ですが、タバコ好きな人と嫌いな人では煙の匂いに対する匂いが違うように、コーヒーに対しての猫個人の経験が影響する可能性があるのではと考えています。

ドリップする際に、熱湯によりコーヒーパウダ上で科学反応が発生して「アンモニア」の成分が生み出される場合があるとの海外の英文記事(なんでコーヒーはオシッコの様な匂いがするのか。Why does some coffee smell like urine?)をみつけました。つまり、ドリップした際に、人間にも猫にも嫌と感じる「異臭」がコーヒーカスには含まれている場合がある。

つまり、コーヒーカスには上記のアンモニアを含む匂いが付着している場合があり、「対象となる猫にとって嫌な場合(アンモニアが好きな猫もおそらく存在するでしょうし、、、)」、猫よけとしての効果が一定量でるのではと考えています。コーヒー豆一つにとっても多種多様なアロマがあります、ドリップの世界大会がある程の深い分野です。ハワイコナの様に酸っぱい匂い、ブルーマウンテンのコクのある匂い、それら多種多様なカスには色んな条件が重なり合うかと思います。色んな豆をドリップしてコーヒーカスを試すのは一つの手段なのかもしれません。

インスタントコーヒーが利用できるとの記事も見つけましたが、それも猫次第なのかもしれませんね。やはり、最終的には「猫が嫌いな臭い」を作り出せるかどうかがキモなのだと思われます。

ハーブを植える

こちらもコーヒーと同様、以下に猫にとって苦手な臭いを設置するかがキモのようです。香りが強いハーブは多いので、その中で影響あるアロマを見つける必要があります。ミカンなどの柑橘系の臭いを苦手とする猫ですので、その系統の植物がやはり効き目が良いようです。

  • 猫が苦手の代表格といわれる「ミント」
  • 猫よけ草とも言われるミカン科植物の「ルー」
  • 強い香りを持つ「タンジー」

などが有力候補です。ただミントは直植えにはせず鉢植えにした方が良いです。ミントは非常に強い植物ですので、太い根を貼り増殖する力も強く意図していない悪影響を庭に生み出す場合もあります。また、「ミント」=「猫が嫌い」と勘違いしないようにしてください。キャットミントというハーブは「猫が好き」なハーブなようです。名前が混乱しますね、、、。

スプリンクラーを設置

基本的にネコ科動物は「不用意に濡れる」のを非常に嫌がります。私も昔ネコをお風呂で体を洗った際に凄まじく抵抗されて腕に数日残る程の切り傷が残ったことを覚えています。本気で嫌がります。ただ、水が好きで水遊びする猫などもいるのでこちらも一概にはいえませんが、水を浴びると体温が下がり体毛が水を吸って重くなり、俊敏な動きができなくなるためネコにとって死活問題ですので、基本的には効果は高いと言えるのではないでしょうか。

そんなネコの習性を利用するのが「スプリンクラー」です。シンプルにネコに水をかけます。ネコが嫌がる為、猫よけになる至ってシンプルな方法ですが、設備投資が必要です。「ガーデン・スプラッシュ」「スケアクロウ」「ペストバイ」といった動物の動きをセンサーで把握して水を飛ばす商品は販売されて効果が立証されているようです。人にも反応はしますので狭い場所での設置は控えた方がよさそうです、お隣さんに反応して水を飛ばして洗濯物が濡れるなどになったらゾッとしますね。

適所で利用できるのであれば水なので安全ですのでオススメです。

超音波グッズを設置

スプリンクラーが水を利用する為に場所を制限されていたり、人を感知して水をかけてしまったりと、デメリットがありましたが、それらを改善しているのが「超音波グッズ」となります。水の代わりに「超音波」を利用してネコを撃退します。「ネコだと感知する周波数(人が感じ取りづらい周波数)」を利用することでネコを嫌がらせる製品が存在しています。

我が家でもセットしました。こちら、設置直後から効果があり、数日仕返しの為か糞をされましたがそれ以降はキレイさっぱりネコが来なくなったのです。動きに感知しますので、人が通っても動作していましたが、人間にとってはほぼ何も感じない(個人差はあると思いますが)状態でした。ソーラーパワーで半永久的に放置できる製品でしたので放置していました。雨などで動作していない時期もありましたが一切現れず、継続している効果に驚いたことがあります、ネコが嫌な場所と学習したのでしょうか。

ただし、スプリンクラーと同様に商品購入が必要です。まずは家庭内にコーヒーやトウガラシなどがあれば試して、難しい場合は検討してもよいのではと思われます。

花壇や家庭菜園を野良猫から守りましょう

様々なパターンの猫よけグッズや知恵が巷には多く存在しています。どれも一長一短です。ネコも考えます。コーヒーやトウガラシの好きなネコも、水遊びが好きなネコもいるでしょう。「糞害」のある場所がネコにとっては嫌な場所と「学習するまで一定期間」認識させる為に、ぜひ上記の7種類の方法をベースに色々試してください。快適な家庭菜園や花壇を保持できますように。

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