木酢液は猫よけに効果的!使い方や注意点とは?

「木酢液」という猫よけ対策方法があると聞きました。ただこの木酢液、この記事を書くまでは聞いたことも、なんて読むかも定かではありません。もくすえき?でしょうか。

こちら「もくさくえき」と読むようです。

私自身、植物が好きなのですが「酢」が木から出てくるとは聞いたことがなく、クヌギの蜜をカブトムシが吸っている甘~いイメージしかありません。酸っぱい「酢」の匂い、、、、たしかに木の蜜は「ツーン」とする匂いがするので「酢」が混じっているのでしょうか。この記事で調べつつ、猫がなぜ苦手とするかを解きほぐしていけたらと思います。

そもそも、木酢液って何?もくすえき?猫ちゃん知ってる??

うーん、知らないにゃあ

では木酢液が何なのか、なんで猫ちゃんが苦手なのかを調べてみましょう

まず、最初に木酢液(もくさくえき)はそもそも何なのかを調べてみます

Wikipediaによると「木酢液(もくさくえき)とは、木材を乾留した際に生じる乾留液の上澄分のこと」との事です。はて、、、、どういう状況のことだろうか。木が乾燥した際に発生する蜜のような状態なのでしょうか。

「炭焼き時に副産物として木酢液が製造される。外見は赤褐から暗褐色の液体。」とも書かれています。少しイメージできたかもしれません。子供の頃、落ちている木から蜜の様な変なオレンジ色のねっとりした液体が漏れ出していたことがあった気がします。あの枯れ木の汁のことでしょうか。画像を調べてみます。

が、、、、枯れ木に付属した木酢液の画像はみつけられませんでした。。。枯れ木から漏れ出ている液なのであれば、すぐヒットするかと思いましたが、作成するには上記の様に「炭焼き」など特殊な環境下で生成される物質のようで、知らない見たこと無いのが当然なのかもしれません。

日本木酢液協会「木酢液の製造現場」 に木酢液が生成される流れが記載されていましたので共有です。どうやら、木炭をつくる際に発生する「煙」を冷却して作るのだそうです。焚き火で木を燃やしてでる煙を冷やす、、、、難易度が高そうです。お目にかかれないはずです。

さて、本題に戻ります。この「木酢液」が猫よけにどうやって効果があるか、正しい使い方、注意点などを、改めて調べてみましょう。

木酢液は猫よけに効果あり

日本木酢液協会のサイトを見る限り、木酢液は家畜の体質改善を行ってくれたり、消臭の効果がある非常に良質な液体と謳っているようです。猫よけに使うと、逆に猫が健康になるのではないかな、、、と心配もしています。

どういう仕組みで猫に対して効果がでてくるのでしょうか。「木酢液」単体に含まれる成分(水分約90%、残りの10%のうち約5%が酢酸。<その他アルコール類、エステル類、フェノール類等、約200種類に及ぶ有機成分>)の「5%の酢酸」が酸っぱい匂いで猫が嫌がるのだと思われます。もちろん家庭用のお酢も酢酸が主成分です。では「お酢」をそのまま猫よけにつかっては?と思いますが、なぜ「木酢液」が進められているのでしょうか。

私見であれば「木酢液」自体は無害で動物や植物などに優しく無害でメリットが多い上で、猫など嗅覚が鋭い動物に対してだけは「お酢の匂い」が付随して、一石二鳥のため重宝されているのではと思いました。

猫よけ対策での木酢液の使い方

上述した様に、人間の数万~数十万倍とも言われる猫の「嗅覚」をターゲットにお酢の「匂い」で猫よけします。しかし、原液はその臭いは猫はもちろん人にとっても臭く気になるので、そのまま使用するのではなく希釈して使うことが大切です。

希釈方法

猫よけに効果的な希釈濃度は「約2~5倍」とされていますが、いわゆる基準です。手元にある木酢液が原液なのか、既に薄くなっているのかで違ってきます。あまり効果が出ないな…と感じた際には希釈濃度を変更するなどその場の状況に合わせて変更させましょう。

散布場所・使い方

次に希釈してある程度薄めた木酢液のおすすめな散布場所は「糞尿被害のエリア」・「通り道」・「庭先や玄関先」の3箇所。

猫の糞尿は玄関先や車庫の近くなど、一見目立たないけれど臭いがきつい場所が多いのが特徴です。そのため、木酢液を入れたスプレーを何回かピンポイントで撒いておきましょう。

また、猫の通り道もスプレーで散布しておくと猫が寄り付かなくなるのでおすすめです。スプレーでは効果が持続しづらい…と思う方はスポンジに染み込ませて玄関先などポイントに置いておくのも効果が持続します。

木酢液を猫よけで使用する際の注意点

木酢液を使用する際は注意するポイントが2つあります。

人間にとっても臭い

まず1つ目は「人にとっても有害」であることです。臭いで猫よけをするという目的なので、人によっては我慢できないくらいの臭いになることもある、ということを念頭に置いておくことが大切です。最近ではホームセンターだけではなく、100円均一でも木酢液の様々な商品が販売されています。しかし、その中には安価なことが理由で臭いがきついものもあるかもしれないので購入の際は注意しましょう。猫よけとしての意味のある臭さであれば良いですが、せっかくの「木酢液」の良い成分が含まれていない安価なものは逆に散布場所に悪い影響を与えてしまうかもしれません。

効果が持続しない

2つ目の注意点は「効果が長続きしない」ということ。木酢液は通常1~3日ほどは臭いで効果が出ていますが、それ以降は定期的に散布しなければいけません。
一番のネックな部分は「雨が降ると効果がなくなる」ということ。そのため、晴れた日にしっかりと散布するか雨の日は違った猫よけ対策を行わなければいけないことがマイナスポイントでもあります。

効果が高い木酢液を作ってみる

木酢液の酢酸の成分量。そんなに多くないですよね、本当に猫に効くのかな、、、、と思ってしらべていると、東大阪市のサイトに忌避剤として木酢液をカスタマイズする方法が記載されていました。猫は嗅覚が敏感な為、その他のニオイのキツイ「柑橘系のレモンバーム」「唐辛子」などを一緒に混ぜ合わせてつくるスペシャルな木酢液です。これは効きそうです。。。。

竹酢液も猫よけ効果はある?

木酢液だけではなく竹酢液も猫よけには効果的といわれています。

ちくさくえき?また新しい液体がでてきたぞ、、、

竹酢液(ちくさくえき)は木酢液と同じように竹を燃やした煙を冷やすことで製造する液体です。「安い・大容量・植物に優しい」という3つのメリットがあります。木酢液に比べてホームセンターなどでは容量が多く入った竹酢液が多いので、1本家に常備しておくと約1か月ほど保存できます。

他にも自然にやさしく猫よけができることや、木酢液に比べて安価で経済的なことも大きなメリットです。希釈は30倍に薄めて使用しても効果が持続するので、初めて猫よけで使用する人にもピッタリな猫よけグッズとなります。木酢液は木の種類によっては成分が異なるようですが、竹酢液は竹の種類(日本にも複数種類存在しています。)に左右されず安定した成分が抽出されるようで、安定した結果を得ることができのかもしれません。

デメリットとしては木酢液同様に「臭いがきつい」、「雨の日は使えない」ということ。雨の日は臭いが水で流れて行ってしまうので、木酢液と同じデメリットとなります。しかし、経済的に安価なことや自然に優しいことなどメリットも大きいので一番のおすすめは木酢液と竹酢液の両方を使い分けることです。

猫よけ対策に木酢液を試してみては

手に入りやすく安価な上に、人にも猫にも無害というメリットがあるのが「木酢液」対策です。猫が通る道や糞尿被害のエリアにシュッと吹きかけておくだけで、猫が寄り付かなくなるという環境のことも考えたおすすめの猫よけとなっています。

他の猫よけ対策と比べて効果があまり持続しないことや雨の日に弱いというデメリットがありますが、猫よけ対策をこれから始めようという人や小さなお子さんがいるおうちなど自然由来の対策に関心のある人におすすめな方法です。ぜひ試しに始めてみてはいかがでしょうか。

参考:

日本木酢液協会
意外な効果も!? 木酢液で植物を守ろう。
お酢って何?
Amazonランキング上位&市販の木酢液を比べてみた①。木酢液ごとの特徴&選ぶポイント。
猫による被害にお困りの方へ
蚊よけ・虫除けとしても活躍!赤ちゃんにも安心の国産・日本製竹酢液

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